発達障害パパと子供たち

発達障害をもつ 僕と 子供たちの エッセイです。

末っ子長女の場合①

末っ子長女は 発達障害の 「疑いあり」で 経過観察との 診断を受けました。はっきりと 発達障害だと 言われなかったのは 初のパターンです。


そもそも 何故 発達検査を 受けさせたかというと 僕や妻から見て 発達障害の 傾向があるように 思えたからです。

 


その具体例は、

 

・ニオイや 音に非常に敏感で 大きな音 特に和太鼓の音などを 異常に怖がりパニックになる。大きな音のする 場所にいくときは 遮音のイヤーマフが 必須なほど。

・保育園の 友達と 遊ぶことをせず 一人で 本を 読むばかり している。

・妄想空想が 激しく よく 自分の世界に浸り 人の 話を聞けないことが 多い。

・とにかくマイペース。周りが見えていない。


などが 挙げられ もしかして ASDなのでは…?と思っていました。

 


しかし 発達検査を 終え いただいた コメントは 意外なものでした。

 


「むしろ 逆ですね。IQも 高いですし 何でも 出来すぎてしまうんです。お友達と 遊ばないのは 相手が 幼なすぎて 楽しくないからなのでは ないでしょうか?」

 


言われてみれば 確かに この子は 長男や次男に比べて 言葉も 箸の使い方も 何においても できるようになるのが 早かったのです。ましてや 上に兄弟が いる環境で育った 四月生まれの子なので 保育園の お友達の中でも 大人びていましたし。

 


「ただですね。この調子でいくと 早ければ 小学三年生くらいには いじめに あってしまうかもしれません。本人に そのつもりが なくとも   他人よりできることを 自慢しているように 見られてしまうことがよくあるのです。」

 


これには そんなものなのか と思いました。僕は 子供の頃から 自慢できるものは何も無かったし 逆に そういう人に 腹を立てたことも なかったので 想像しにくかったです。

 


「ですから お受験させる ことを おすすめします。」

 


いやいや そんなことを 言われましても ウチに そんなお金は ありませんがな!( ;∀;)

 


僕は 長女を 小学校受験させるつもりは ありません。たとえ それが 長女に とって 良い選択なのだとしても通わせるための 資金や 遠出させる不安も ついてまわります。


加えて 自分が 他人より できてしまうことで  人を 不快な気持ちに させてしまうことがあるのなら そういう気持ちになる人もいるのだと知り どう振る舞うべきかを 考えることのほうが 娘にとって プラスになると 考えたのです。


とはいえ 僕も どう振る舞うかの答えは すぐに 見出せないのですが 「実るほど こうべを垂れる 稲穂かな」の精神で 謙虚に 友達と接することかなァと 今のところは 考えています。

 


どうすれば良いかの 正解は 必ずしも 一つではありません。僕達も 長女と 共に悩み 一緒に 成長してゆこうと思います。