発達障害パパと子供たち

発達障害をもつ 僕と 子供たちの エッセイです。

僕の場合①

僕には 発達障害ADHD(多動衝動注意欠如)とASD(自閉スペクトラム)の両方が あります。


自身が そうだと知ったのは 大人になってからで きっかけは ウチの長男と次男が 発達障害の診断を 受けてから 発達障害のこと を勉強している内に、


「あっれ?これ 僕のことじゃねーの?」


と感じたことでした。

 


そこで 通院していた 心療内科の先生に 相談し 診断を 受けたのです。


元々うつ病にかかり 数年通っていた病院なのですが 診断を受け 改めて このうつ病発達障害が原因だと 言われました。


診断を 受けた時、僕は 涙を 流しました。

 


ーだからだったのか… どうりでー

 


僕は 人よりも 頻繁に、

「衝動的に 発した 言葉で  相手を傷付ける」

「失敗が 多く 周りに 迷惑を掛ける」

「仕事を 段取りよく スムーズに 完了させられない」

臨機応変な 対応ができない」

「空気が 読めず 場に 馴染めない」

などのことで 周りの人と よくトラブルに なってきました。いじめも 受けました。


誰にも 話せず ずっと 悩んでいたことなので 悲しみが 過去の経験と ともに 先に やってきましたが 発達障害なのであれば 対処法が あり自身がトラブルを起こすことも 減らせるのだと 心に 希望が 芽生え 嬉しくも 感じました。そういった 複数の感情が 入り混じった 涙でした。

 


このことから 僕は 発達障害を 受け入れ これまでと 同じように 月イチの 心療内科での 診察と 服薬の助けを 得ながら 学習し 乗り越えてゆくことを 決心したのです。

 


ADHDには おくすりがあります。

当時は「ストラテラ」。今は ジェネリックの「アトモキセチン」を飲んでいます。

これには 脳内の 神経細胞の間で 情報を伝える神経伝達物質を 調節し、不注意や多動性 衝動的で 落ち着きが ない などの 症状を改善するものです。

 


僕は ストラテラを 飲み始めた 翌日の朝から 効果を 実感しました。いつも 朝は ボーっとしていて 段取りよく 支度が 出来ないのですが まるで 脳内の フィルターを 掃除したかのように 鮮明に ものごとを 考えられるようになり いつもより 段取りよく 支度をすませ 忘れものも せず会社に 出勤できました!


ただ これには 副作用があり 僕の場合 胸やけをおこして 飲み始めた一週間の内は あまり 食べ物が 食べられませんでした。今でも たまに 胸やけがおこることが ありますが 食欲は 普通に戻りました。

 


ASDには おくすりはないのですが うつ病の治療薬として 飲んでいた「リフレックス」。今は ジェネリックの「ミルタザピン」が ASDが原因で 起こる 憂鬱な気持ちを 抑える効果が 期待できるようなので 引き続き 飲み続けています。

 


自分が 発達障害だと 認知してから 数年経ちますが まずは「知る」ことが 大事だと 感じています。自分の性格と 周囲との温度差のある面 何が得意で 何が 苦手か。「知る」ことで 対策を 考えることができます。

対策を 立てることで 周りとのトラブルは 減り 仕事も 妻との仲も 以前より ちょびっとですが うまくいくようになり 結果 ストレスを 感じることも 少なくなったように 思います。


だからこそ 知って欲しいのです。発達障害の症状のある人や その周りの人達に。

 


まだ しばらくは イントロダクションを 続けますが 僕が困ったことや 考えたこと 工夫して取り組んだことも  書いていくつもりです。どうぞ 長らく お付き合い下さい。